遠隔指示で表示内容を変更できる「ICT LED電光掲示板」を開発

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より安全な次世代モビリティ時代へ
遠隔指示で表示内容を変更できる「ICT LED電光掲示板」を開発
~道路脇にも容易に設置できる無線タイプの通信機能付き装置~



株式会社アークノハラ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 力、以下:アークノハラ)は、自動運転など次世代モビリティ社会の到来に向け、より安全で快適な道路交通の実現に寄与すべく、場所をとらず文字が見えやすい新しい「通信機能付きLED電光掲示板」(以下、「ICT[i] LED電光掲示板」)を開発したことをお知らせいたします。すでに実証実験でのテスト設置を重ねており[ii]、道路管理者や施設管理者の方々とも意見を交換しながら、更なる改良と製品化を目指しています。

「ICT LED電光掲示板」は、小型(幅270mm・高さ1150mm)と中型(幅400mm・高さ1300mm) の2種類、単柱などに取り付け可能です。LEDには屋外デジタルサイネージで使用されているフルカラーマトリクスLEDモジュールを採用、自動運転関連の開発で培ったIoT通信技術を採用し遠隔からの指示による表示内容の変更も可能です。

私たちは、長年の道路標識・道路交通の安全対策製品の製造・施工で培った道路・公共空間に関する知見とICTを組み合わせることで、次世代に相応しいスマートで安全・快適な交通に寄与したいと考えています。

 

ICT LED電光掲示板の概要

1.主な仕様

サイズ

小型:幅 270mm、高さ 1150mm    中型:幅 400mm、高さ 1300mm

表示面サイズ

小型:幅 192mm、高さ 768mm     中型:幅 320mm、高さ 960mm

LED モジュール

屋外デジタルサイネージ用。RGBフルカラー

ICT機能

無線を使ったインターネット通信可。
遠隔からの指示により、表示内容の切り替え可。

電源

AC100V商用電源
ソーラパネル+バッテリ駆動可(※表示内容および設置条件によります)

取付・設置方法

Φ60.5mm 単柱取付可、ガードレール共架可、
金属バンド使用で大口径の柱取付可、
柱がない場合に備えて専用架台あり



2.
今後の展開例

・自動運転など次世代モビリティの実証実験での技術提供

・センサーと組み合わせることで中山間部のすれ違い困難な道路での注意喚起への応用

・駐車場の満空案内への応用

・MaaS[ⅲ] を想定した情報告知板などへの横展開

 

3.開発背景

アークノハラは、2018年より自動運転など次世代モビリティに関する複数の実証実験に参加しています。無線通信を使い自動運転車の走行を一般車両に知らせる電光掲示板や合流調停を目指した電光掲示板を設置してきましたが[ⅳ]、設置箇所の制限や電光掲示板の表示内容自体が走行中の自動車からは視認しにくいなどの問題がありました。

そこで、既設のガードレールや照明柱にも共架可能とすることで設置面積を少なくし、またLED制御を独自で行うことにより高速な点滅など視認性の高い点灯方式を試験できるようにした、新しい通信機能つきの「ICT LED電光掲示板」の開発に至りました。

 



【「ICT LED電光掲示板」に関するお客さまからの問い合わせ先】

株式会社アークノハラ 営業戦略部 企画開発室(担当/安田、荒木) 電話:03-3357-2442


【次世代モビリティに向けた取り組み紹介ページ】
https://arc-nohara.co.jp/products/new_pickup/connected-traffic-sign.html


【プレスリリース】
PDFを開く




[i] ICT(情報通信技術)とは、Information and Communication Technologyの略語。通信技術(IT/Information Technology)を使って広がる、人とインターネット、人と人がつながる技術の総称をいいます。

[ii] 「ICT[ii] LED電光掲示板」は、今年度、次の実証実験に設置しました。
①2020/7/25-8/3:高知県四万十市「四万十市役所を拠点とした自動運転実証実験」
②2020/10/5・14:神奈川県横浜市「相鉄バス・群馬大学・日本モビリティによる自動運転実証実験」
https://arc-nohara.co.jp/products/new_pickup/autonomous-car/autonomous-car_sotetsubus.html

[ⅲ] MaaS(マース)とは、Mobility as a serviceの略語。出発地から目的地までの移動ニーズに対して最適な移動手段をシームレスに一つのアプリで提供するなど、移動を単なる手段としてではなく、利用者にとっての一元的なサービスとして捉える概念を言います。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin02_04000045.html

[ⅳ] アークノハラがこれまでに参加した実証実験の詳細は、次のURLよりご覧いただけます。
https://arc-nohara.co.jp/products/new_pickup/autonomous-car.html 

 

 

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