野原グループの株式会社アークノハラ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本力、以下:アークノハラ)は、東京都が1月下旬に実施する「令和4年度臨海副都心における自動運転技術を活用したサービスの構築に関するプロジェクト【都有地、公道】」(以下、本実証実験)の2つのプロジェクトにおいて、「ICT LED電光掲示板」を自動運転EVバス走行位置案内や、一般車両への注意喚起として設置します。
【都有地】プロジェクト(1/28~)では、「ICT LED電光掲示板」が「自動運転車」→「横断注意」と表示することで、周辺の一般車両に対して注意喚起を行い、自動運転EVバス(電動バス、以下同じ)の安全な走行を支援します。
【公道】プロジェクト(1/18~)では、「ICT LED電光掲示板」が「○○の停留所を出発しました」「もうすぐ到着します」などの案内をすることで、「自動運転EVバスで移動しよう!お台場回遊プロジェクト」等(主催:東京都)[i]への参加者の利便性向上に協力し、臨海副都心エリアの回遊性や賑わいの創出に資することを目的としています。
(設置期間や場所の詳細は下表を参照)
本実証実験は、日本工営株式会社(以下、日本工営)が東京都より受託した[ii]「令和4年度臨海副都心における自動運転技術を活用したサービスの構築に関する業務委託」の一環です。臨海副都心エリアの課題解決に向け、本実証実験を通じて、自動運転技術を活用した事業化の可能性を探り、自動運転技術の実装を促していくことを目的としています[iii]。
■<図1>【公道】走行ルート_3つの停留所に「ICT LED電光掲示板」を設置
(「自動運転EVバスで移動しよう!お台場回遊プロジェクト」)
アークノハラの「ICT LED 電光掲示板」は、自動運転EVバスと通信し、事前に設定した位置を自動運転EVバスが通過したときだけ文章を表示することができる装置です。
アークノハラは、自動運転車両を含む道路空間の事故防止・利便性向上の為に、道路側のインフラ設備メーカーとして本実証実験に参画します。今後も、私たちは、地域課題の解決に向けた自動運転サービスの安全な導入・実装に貢献すべく活動してまいります[iv]。
■令和4年度臨海副都心における自動運転技術を活用したサービスの構築に関するプロジェクト
【都有地、公道】の概要
区分 |
都有地 |
公道 |
プロジェクト名 |
コンパクトな自動運転EVバスによるお台場シティバリューアッププロジェクト |
自動運転EVバスで移動しよう!お台場回遊プロジェクト |
実証実験期間 |
2023年1月28日(土)~2月6日(月) ※運休日は、1月31日(火)、2月1日(水) ※運行スケジュールの詳細は申込ページでご確認ください |
2023年1月18日(水)~1月29日(日) ※運休日は、1月23日(月)、1月24日(火)、1月26日(木)、1月27日(金) |
走行ルート |
別紙参照 |
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ICT LED電光掲示板の設置場所 |
① ホテルトラスティ 東京ベイサイド前の歩道上 ② 武蔵野大学 有明キャンパス前の歩道上 |
① アクアシティお台場 ② 東京テレポート駅 ③ 日本科学未来館 |
ICT LED電光掲示板の設置目的 |
「自動運転車」→「横断注意」と表示をし、自動運転バスの走行路と交差する、一般道を走行する一般車両に対し注意喚起をし、安全な走行を支援 |
「○○の停留所を出発しました」「まもなく 到着します」など、自動運転バスの位置情報を表示し、イベント参加者の移動・待合環境の利便性向上を図る |
※各プロジェクトに体験イベントが予定されています。参加申込は、別紙または以下のURLよりご確認いただけます。
https://autonomouscar-tokyo.jp/rinkaifukutoshin/2022monitor_r.html
■「ICT LED電光掲示板」について
主な仕様サイズ |
小型:幅270mm、高さ1150mm,中型:幅400mm、高さ1300mm ※本実証実験では、都有地では「中型」、公道では「小型」を使用 |
表示面サイズ |
小型:幅192mm、高さ768mm,中型:幅320mm、高さ960mm |
通信方式・機能 |
無線インターネット通信。システム連携での表示内容の切り替えが可能 |
電源 |
ソーラパネルとバッテリによる動作可(※環境及び動作条件による制約あり) |
取付・設置方法 |
Φ60.5mm 単柱取付。ガードレール共架可、金属バンド使用で大口径の柱取付可、柱がない場合に備えて専用架台あり |
詳細 |
アークノハラ「ICT LED 電光掲示板」ホームページ |
交通に関する |
1.ICT LED電光掲示板は、各地の自動運転バスの実証実験で採用されています。 (自動運転バスの接近を道路側[v]から一般車両に知らせ、円滑な走行を支援) ①見通しの悪いカーブ等における安全対策 ②すれ違い困難部の安全対策 2.身近な生活の課題解決にも有効です。 ①豪雪による急な交通制限を知らせ、不要な交通渋滞や二次災害を防止 ②冠水による通行止め案内 ③通学路の危険個所における安全対策 ※詳細は以下を参照願います。 https://arc-nohara.co.jp/products/ict-products/ict-led-sign.html |
[i] 「自動運転EVバスで移動しよう!お台場回遊プロジェクト」は、「未来を乗りにおいでよ。次世代モビリティのまち体験」で実施される、臨海副都心エリアで4つの未来のモビリティを体験できるイベントの1つです。
https://tokyo-dic.jp/smart-mobility/
[ii] 東京都は、明るい未来の東京を切り拓くための都政の新たな羅針盤となる「『未来の東京』戦略」を令和3年(2021年)3月に策定しています。2025年の無人自動運転による移動サービスの実現を政策目標として掲げており、 本実証実験は、「『未来の東京』戦略」を推進する先導的事業です。https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/basic-plan/choki-plan/
[iii] 本実証実験についての詳細は、日本工営「令和4年度 臨海副都心における自動運転技術を活用したサービスの構築に関するプロジェクト」のホームページをご確認ください。
https://autonomouscar-tokyo.jp/rinkaifukutoshin/2022monitor_r.html
[iv] アークノハラのこれまでの活動・実績については、弊社ホームページでご確認いただけます。https://arc-nohara.co.jp/products/new_pickup/autonomous-car.html
[v] 自動運転車両への道路側からの安全対策については、国交省資料「自動運転社会における道路の方向性」を参照願います。https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001447855.pdf