川口市における 自動運転 バス 実証 実験
「自動運転バスの 接近 を知らせる 電光掲示板 」を設置
〜 都市部に自動運転車両を導入するためのインフラ整備 〜
株式会社アークノハラ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 力、以下:アークノハラ)は、埼玉県川口市(市長:奥ノ木 信夫)が2020年2月25日から実施する「川口市における自動運転バスの実証実験」に協力し、自動運転バスの運行ルートに、自動運転バスの指示により表示を変える「自動運転バスの接近を知らせる電光掲示板」(以下、電光掲示板)を設置します。
坂道での追突防止に道路側からの注意喚起を
今回の実証実験実施ルートには坂道があります。
坂道では、一般車両が登りで加速、下りでスピードがのったまま走行する傾向があります。一方、自動運転車両は低速かつ一定のスピードで走行します。
私たちは、本実証実験において、自動運転車両が低速走行車両であることを周辺へ知らせ、一般車両と自動運転車両の追突を防止するための「電光掲示板」を設置します。
そして、自動運転車両を社会が受容できるよう、多数の来街者や自動車交通がある都市部における課題、自動運転車両と従来の一般車両が混在することにより予想される混雑・混乱などについて、街の安心・安全を支える安全補完施設のありかたに関する知見を得たいと考えています。
実証実験の概要
1.概要
名称 |
川口市における自動運転バスの実証実験 先端技術体験がもたらす地域振興と人材育成および公共交通不便地域の解消 |
実施予定期間 |
2020年2月25日(火)~2020年2月28日(金) |
実施場所 |
鉄道の駅から離れた場所に位置する複合施設「SKIPシティ」と鳩ヶ谷駅前の広場間 |
実施目的 |
自動運転バスの実用化により、移動がより便利になるまちづくりを目指す。 |
アークノハラ実験概要 |
①「自動運転バスの接近をお知らせする電光掲示板」 ②「自動運転バスの接近をお知らせする回転灯」 ③「自動運転バス実証実験 ピクト」 ④「自動運転バス 乗り場案内」 の安全補完施設を設置し、周辺環境への周知と注意を喚起 |
混在交通における安全補完施設の紹介
①「自動運転バスの接近をお知らせする電光掲示板」
「自動運転バスの接近を知らせる電光掲示板」は、自動運転車両と電光掲示板が通信を行うことにより、電光掲示板の表示内容を切り替えることができる装置です。
本実証実験では、坂道区間に1基を設置します。
自動運転バスからの指示により「自動運転バスの接近を知らせる電光掲示板」には通行中であることを表しますので、周辺を走行中の一般車両に、速度の異なる自動運転バスの存在を知らせ、追突防止のための注意を喚起します。
②「自動運転バスの接近をお知らせする回転灯」
「自動運転バスの接近をお知らせする回転灯」は、自動運転バスからの指示により回転灯が通信を行うことにより、回転灯を点灯することができる装置です。周囲走行中の一般車両と歩行者に対し注意喚起します。
本実証実験では、「SKIPシティ」に1基を設置します。
③「自動運転バス実証実験 ピクト」
自動運転バス実証実験中であることを、周囲へお知らせするピクトです。
このピクトにより、周辺住民、交通車両の理解と協力を醸成し、安全かつ円滑な実証実験の実施をサポートします。
本実証実験では、通行路に4基を設置します。
④「自動運転乗り場案内」
自動運転バスの乗り場を案内するサインです。
本実証実験では、「SKIPシティ」に1基を設置します(注)。
(注)本実証実験において走行する自動運転バスには、一般の方は乗車できません。
川口市立科学館|特設コーナー「自動運転のしくみ」にパネル展示
私たちは、川口市立科学館で開催予定の以下の特設コーナーに、自動運転社会の安全・安心のためのパネルを展示します。(図1参照)
<「自動運転のしくみ」開催概要>
自動運転ってなに?自動運転の技術の紹介やPM(パーソナルモビリティ)走行の体験から未来型都市交通について考えてみよう。
【開催期間】2月27日(木)~3月22日(日)
【開催場所】埼玉県川口市立科学館
【パネル内容】詳しくはコチラ!
リリースPDF
■自動運転バスが接近するとお知らせする電光掲示板
「自動運転関連の取組」紹介ページ