自動運転社会の到来に向けた標識等のインフラ整備
日本政府は、2020年に限定地域での無人自動運転移動サービスの実現(自動運転レベル4)を目指しています。日本各地では、自動運転の実証実験が盛んに実施され、自動運転の社会実装に向けた社会の注目度が一層高まっています。
アークノハラは、交通安全施設製品メーカーとしての「安全・安心な街づくり」のノウハウを活かし、自動運転車両が社会に受容されやすい環境づくりに貢献するため、道路環境の安全・安心を考慮した製品を開発しています。
街・道路と車両が協調しあう次世代交通インフラの整備
従来の道路交通関連インフラは、主に、目が見える人と手動運転車両ドライバーのために設計されています。私たちは、自動運転サービスの社会実装に向けて、自動運転車両自体の高度知能化に加えて、道路や街側の賢さを向上させ、社会全体のバランスを重視していく必要があると考えています。
今後、かなりの年月にわたり、手動運転車両と自動運転車両が混在します。
私たちは、道路環境整備の観点から、歩行者(子供から高齢者まで)を含む社会全体の安全安心、そして社会受容性を高めるためのサポートをしていきたいと考えています。
アークノハラが取り組むインフラ整備
次世代交通インフラの整備 |
対象 |
目的 |
路車協調表示装置 自動運転車両の接近をリアルタイムで知らせる |
手動運転者 自転車 歩行者 |
自動運転車両と手動運転車両の混在や、互いの動き・接近状況をリアルタイムで知らせ、不測の事態に備えたり、注意を喚起する |
路面表示材 自動運転車両の走行路線であることを路面に象徴的に表示する |
自動運転車両 手動運転車両 自転車 歩行者 |
自動運転車両の存在を周知し、注意を喚起する |
走行表示・乗り場案内サイン 自動運転車両の走行場所を表示する |
自動運転車両 手動運転車両 自転車 歩行者 |
自動運転車両の走行路および自動運転車両の乗り場を地域住民のみなさまに案内する |
■左から、通行表示サイン、路面表示材、車両の動きを事前に知らせる「路車間協調表示装置」(夜間の様子)、自動運転車両の乗り場案内 |
このようにアークノハラでは、次世代の交通インフラ整備に貢献すべく検討を行っています。
次回の第5回目では、~番外編~道路自体も進化している!?◆道路のひび割れを抑制し走りやすい道路環境作り◆無人で車両通行規制を行う交通安全施設についてご紹介します。