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まとめ|標識・パブリックサインにまつわる動きを年表でみてみよう<後編>
西暦 |
平成 |
街・交通に関する社会の動き |
パブリックサインの変化 |
2010年 |
22年 |
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①普通自転車専用通行帯(327-4/規制標識)の新設 ②高速道路(NEXCO管轄)の和文フォントが、視認性に定評があるヒラギノ角ゴシック体W5に統一 |
2011年 |
23年 |
・東日本大震災が発生(3月) ・警察庁交通局長通達にて、各都道府県の人口集中地区の面積に基づき、全国で3,037か所を目標に「ゾーン30」を整備するよう指示(9月)【参考①へ】。 |
①自転車・歩行者の事故増加に対応するため、「自転車一方通行」(326の2)/規制標識)が新設
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2012年 |
24年 |
山梨県大月市笹子町の中央自動車道上り線笹子トンネルの崩落事故 |
以降、標識も景観重視から安全重視へ。 標識板と支柱の接合部分は、点検をしやすいように敢えてむき出しにしている。 |
2013年 |
25年 |
・訪日外国人数が年間1,000万人を突破 ・東京が2020年オリンピック開催地に決定。以降、オリンピック準備に向けた整備が開始 |
<国土交通省 観光庁> 観光地域を中心に、案内標識における英語表記の取組みを先行推進 |
2014年 |
26年 |
2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会が設置 |
・高速道路上での、「サービス・エリア、道の駅の予告」を設置 ※高速道路の標識は緑板が通常だが、「一般道の」道の駅を案内しているので、青板がベースになっている ・案内標識において、駅や空港、病院といった特定の施設については、国土交通省が定める同一の英語表示とすることに(略称も可)。 ・案内標識において、ピクトグラムの表示が可能に。 |
2015年 |
27年 |
<国土交通省> 「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた国土交通省の取組」を発表 |
<アークノハラ> ・「ハイブリッドサインシステム」を発売 ・日本の道路を変えるべく、道路交通にとって危険なクラックや舗装のひび割れを抑制するシート「GlasGrid®(グラスグリッド)」の取扱いを開始 |
2016年 |
28年 |
・訪日外国人数が年間約2,400万を記録 ・新国立競技場が着工
・アメリカ、フロリダ州にて、運転支援機能が搭載されたテスラ・モデルSが18輪トレーラーと衝突し、テスラの運転手が死亡する事故が発生 |
<国土地理院> ・15種類の新地図記号を発表 ・地名等の英語表記統一を発表 ・住居表示街区案内図等に新地図記号が反映開始 ・英語表記の改善、ピクトグラムや反転文字の活用 |
2017年 |
29年 |
・高速道路のナンバリング開始 ・自動運転の公道実証実験が盛んに |
徐行、一時停止など一部の規制標識にも「STOP」や「SLOW」の英語が追記 |
2018年 |
30年 |
・訪日外国人数が年間3,000万人を突破 |
<アークノハラ> ①エリアマネジメントに役立つ「ソフトライジングボラード」を発売 ②自動運転の社会実装にむけたインフラ整備の一環として、「路車間協調表示装置」を考案 |
2019年 |
31年 |
<内閣官房IT総合戦略室> ・自動運転に関して、インフラ協調型の自動運転環境の実現にむけた、政府(関係省庁)の取組みを紹介【参考②へ】 |
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【参考①】登下校時間を中心に交通規制を行う「スクールゾーン」は、昭和47年(1972年)から始まりました。
http://www.nhk.or.jp/po/zokugo/1558.html
【参考②】詳しくは、政府発表資料をご確認ください。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dourokoutsu_wg/dai3/siryou1-2.pdf
「安心安全な街の交通」の観点から、パブリックサインの進化とともに振返った平成の30年間、いかがでしたでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
私たちは、令和の時代もその先も「安心安全な街づくり」に貢献すべく、誠心誠意努めてまいります。
今後とも末永くご愛顧賜りますようよろしくお願いいたします。