コラム-パブリックサインで振り返る平成 その11

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コラム形式でお送りしている「パブリックサインで振り返る平成」、 第11回目の今回は最終章、標識・パブリックサインにまつわる動きを年表でみてみよう<前編>についてご紹介します。


まとめ|標識・パブリックサインにまつわる動きを年表でみてみよう

標識・パブリックサインの進化の観点から、平成の約30年間を年表にまとめてみました。

<平成_1989年1月~2019年5月>

西暦

平成

街・交通に関する社会の動き

パブリックサインの進化

1989年

元年

横浜ベイブリッジが開通

 

1991年

3年

昭和61年(1986年)12月から続いていたバブル景気が崩壊(12月)

 

1992年

4年

第二次交通戦争(自動車の重大事故による死者が大幅に増加)

(https://www.npa.go.jp/toukei/koutuu48/H29siboubunnseki

.pdf)

①横断歩道・自転車横断帯(407の3/指示標識)の新設
column_summary1.png

②道路標示「横断歩道(201)」の様式が側線を省略したゼブラの様式を新設
(以降、路面上での横断歩道の表示が、ハシゴからゼブラタイプへ)

1993年

5年

・道の駅制度が開始

・東京湾レインボーブリッジが開通

 

1995年

7年

阪神淡路大震災が発生

①案内標識に公共施設等のシンボルマーク等を追加することが明確化

②駐車場案内標識にトイレの表示(身体障がい者の利用が可能な場合は車いすの記号も表示)
column_summary2.png

1997年

9年

・東京湾アクアラインが開通

・フジテレビ本社屋が台場地区に移転

 

2000年

12年

・「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」(略称:交通バリアフリー法)の制定 ※平成18年(2006年)廃止

 

・移動円滑化に関する標識の新設

・歩行者系サイン(案内標識)への「バリアフリールート」(身体障害者等が円滑に運行できるルートを示すシンボルマーク)の記載が開始

・標識と地図が合体した地図標識が誕生column_summary3.jpg

2001年

13年

ETCの一般利用が開始

 

2002年

14年

2002 FIFAワールドカップが日本と韓国で開催

 

2005年

17年

道路四公団が民営化

 

2006年

18年

新「バリアフリー法」が制定

<アークノハラ>

逆光対策標識板(スリット式)の特許登録 column_summary4.jpg

2007年

19年

自転車事故の増加(歩道他)

 

2008年

20年

 

案内標識の距離表示が「Km」から「km」に変更

2009年

21年

①交通規則基準の改正により、生活道路の速度制限は原則30km/hとする「ゾーン30」制度が開始

②75歳以上の高齢者による自動車事故の増加を背景に、高齢運転者が安全に運転を継続できる道路交通環境を整備すること等を目的に、交通法の改訂

-高齢者に対する講習予備検査(認知機能検査)の導入

-75歳以上の方の免許更新の際には、講習予備検査を受けることになります。

①「ゾーン30」の標識(規制標識)の新設        
column_summary13.png

②高齢運転者等に配慮した高齢運転者等標章の制定と専用駐車スペースへの駐車を示す補助標識「車両の種類」(503-D)を追加
column_summary7.jpg





今回は標識・パブリックサインにまつわる動き<前編>を年表でご紹介しました。
次回の第12回目では、標識・パブリックサインにまつわる動き<後編>です!
最終回まで是非ご覧下さい!

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