この度、補強防水工法「GGRW工法」が、防水層に防水効果と補強効果を同時に付与する床版防水工法として、新技術情報提供システム「NETIS」への登録が完了したことをお知らせします。
GGRW工法は、ガラスグリッドによる補強効果と、加熱溶融アスファルト型塗膜防水材による防水効果によって、床版、舗装および防水層の一体化による防水性能と、供用後の耐久性の向上に寄与します。
「GGRW工法」は、防水層が必要な、橋梁のコンクリート床版上のアスファルト舗装工事(新設工事・維持修繕工事)に適応し、橋梁の長寿命化に資する技術です。
道路橋をめぐっては、2040年には、約73万橋(橋長2m以上の橋)のうち建設後50年以上経過する割合は約75%になると言われています。[1]
道路橋については、崩落など重大な事故に繋がる危険があることから、点検、老朽化対策、改修工事などが喫緊の課題とされています。
| 新技術情報提供システム「NETIS」登録と製品概要
登録番号 |
KK-220072-A |
NETIS 工法ページ |
▽詳細は「NETIS」ページをご確認ください。 https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KK-220072%20 |
技術概要 |
「GGRW工法」は、床版防水層に補強機能を加え、コンクリート床版に生じたひび割れの成長やアスファルト舗装のリフレクションクラックの発生を抑制できるため、コンクリート床版の長期的な防水性および耐久性向上が期待できます。 l 防水性、耐久性、ひび割れ追従性が向上(NEXCOグレードⅠA適合工法) l 防水層の補強:塗膜防水の塗装漏れ、破れることなく確実に長期防水を実現 l 舗装の補強:グラスファイバー製のガラスグリッドの補強効果により、舗装のひび割れを抑制 |
開発・販売 |
『床版舗装補強・防水工法研究会』 【開発】 ・茶谷産業株式会社 ・昭石化工株式会社 【会員】 ・サンゴバン株式会社 ・株式会社アークノハラ
【販売・お問い合わせ先】 ・茶谷産業株式会社 建材事業ユニット(担当:東 洋一) ・問い合わせ先:y.higashi@chatani.co.jp |
GGRW工法 ホームページ |
▽株式会社アークノハラの「GGRW工法」ページ https://arc-nohara.co.jp/products/construction/glasgrid/GGRWkouhou.html |
[1] 国土交通省 インフラメンテナンス情報https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/maintenance/02research/02_01.html