<国土交通省>暫定二車線の高速道路におけるワイヤロープの視認性向上対策とその効果を発表

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国土交通省は、第6回 高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会(2022/12/6開催)の配布資料を公開しました。



|公開内容のポイント

ワイヤロープ設置区間の接触事案発生状況とともに、ワイヤロープにおける視認性向上施策の対策効果などについて紹介されています。

1.ワイヤロープにおける視認性向上施策の対策メニューの紹介
  • 反射テープ
  • 支柱上部(反射材)
  • 支柱上部(デリネータ)
  • 支柱カバー

2.上記対策メニューの対策効果
・基本的な対策方法である「反射テープ」に加え、「支柱上部(反射材)」「支柱上部(デリネータ)」「支柱カバー」を併用した時の各対策の事故率は、反射テープのみと比べ、減少。
・対策メニューの併用による視認性向上施策により、接触事案件数削減の効果がより発現していることが確認できる。


|参考
1.高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会とは
暫定二車線の高速道路では、対向車線への車両の逸脱による正面衝突事故が発生するなど、安全性の課題がある状況です。効果的な正面衝突事故を防止する対策に向け、交通工学、交通安全施設等を専門とする有識者から成る「高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会」が設置されました。
 

|関連リンク
国土交通省ウェブサイト ※高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会のページ
 ※詳しくは、国土交通省ウェブサイトをご確認ください。
・アークノハラの関連製品「ワイヤロープ式防護柵用安全対策製品」
https://arc-nohara.co.jp/products/delineator/worerope_deli_cover.html
 
 
 
|ワイヤロープ式防護柵とは
ワイヤロープ式防護柵は、車両衝突時に支柱だけが倒れ、ワイヤロープは高さを保持し、そのたわみで車両衝突時の衝撃をワイヤロープが受け止め、車両への衝撃を緩和するとともに、反対車線への車両の飛び出し抑止や二次被害減少に寄与する防護柵です。中央分離帯のない暫定二車線の高速道路では、正面衝突事故が起こりやすく、死亡事故など重大な事故につながりやすいことから、政府は 2018年よりラバーポールからワイヤロープ式防護柵への切り替え設置を本格化させています。対向車線への飛び出し事故の発生件数は大幅に減少するなど 高い防止効果を発揮して います。


 
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