-コラム-パブリックサインで振り返る平成 その1

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昭和30年代、高度経済成長をむかえた日本では、自動車数の急増とともに一気に「車社会」に突入しました。

株式会社アークノハラは、安心安全な街づくりを目指し、街なかでの様々な課題を解決すべく、長年にわたり、道路標識や視線誘導標、歩行者用観光案内標識などのサイン、ガードレール・遮音壁などの多種の安全施設・ソリューションを提案、提供(設計、製造、施工)しております。

なかでも、道路標識は、道路交通の安全を確保し、歩行者や自動車運転者の円滑な通行を助けるための重要な交通安全施設です(※1)。また、昨今は日本を訪れる外国の方も多く、観光案内板等のパブリックサインを含め、訪日外国人旅行者にとっても分かりやすい道案内を実現するための整備が着々と進んでいます。

では、平成とはどんな時代だったのでしょう? 「安心安全な街の交通」の観点から、平成の約30年を振り返り、コラム形式で全12回に渡ってお送りしていきます。

(※1)道路標識の種類や目的については、国土交通省HP内「道路標識の概要等」をご覧ください。
(http://www.mlit.go.jp/road/sign/sign/index.htm)

見やすさ・分かりやすさの進化~技術編~

車を運転する人ならだれでもよく目にする道路標識。
ドライバーに安全な運転を促し、正しく道案内(誘導)をするためには、見やすさ(視認性)と分かりやすさ(判読性)が非常に重要です。
まずは、この見やすさ・分かりやすさの進化を技術の観点からご紹介します。

反射シートの進化はいつ、どのように?
日本では、江戸時代にあった木製の立札が標識の始まりと言われています。当時は、立札に書いたり塗ったりで、反射はしませんでした。しかし、日本の道路に自動車が一般的に走行し始めた大正、昭和と自動車が増えるにつれ、昭和9年(1934年)、警視庁による反射レンズ等の基準化(※2)をきっかけに、昭和30年代以降の「車社会」突入後、反射材料として標識に反射シートが徐々に採用されるようになりました。

(※2)当時の警視庁訓令「交通標識統一に関する件」で、都内では独自の道路標識が定められました。板面に反射レンズを埋め込み、夜間の見やすさを高めたこと、材質を鉄製にして破損を防いだことなどが特長です。 (参照元:福祉のまちづくり研究、https://www.jstage.jst.go.jp/article/jais/10/1/10_KJ00008025051/_pdf)

標識板は、ドライバーからの視線を考えて少し傾斜して設置されています。例えば、大型の案内標識を取り付ける場合、反射性能を高めて視認性をよくするために、通常約3度、前に傾けることになっています。さらに、東北地方などの積雪寒冷地域では、標識板の傾斜角度を30度程度まで大きくした事例もあります。積雪や吹雪によって雪が付着し、内容が読み取れなくなる場合があるためです。

アークノハラ 標識のプロからの“ちょっと豆知識”①|反射性能を高める設置角度の工夫は地域で違いが!!

標識板は、ドライバーからの視線を考えて少し傾斜して設置されています。例えば、大型の案内標識を取り付ける場合、反射性能を高めて視認性をよくするために、通常約3度、前に傾けることになっています。

さらに、東北地方などの積雪寒冷地域では、標識板の傾斜角度を30度程度まで大きくした事例もあります。積雪や吹雪によって雪が付着し、内容が読み取れなくなる場合があるためです。

【参考】http://www.mlit.go.jp/road/sign/sign/annai/hqa05.htm



今では、大半の標識がアルミ板に特殊な反射シートを貼って作られています。その反射シートも、平成に入り道路利用者への利便性向上を図る中で、カプセルレンズ型(高輝度型)から広角プリズム型(超高輝度型)に進化し、反射時の明るさ・輝き度合いがアップしました。これにより、一般的に視機能低下が心配される高齢者ドライバーが夜間運転する際にも、十分な見やすさを確保できます。

■夜間の見え方_それぞれ、左半分が広角プリズム型、右半分がカプセルレンズ型


アークノハラ 標識のプロからの“ちょっと豆知識②|ドライバーにだけ反射してくる?!

「再帰性反射」という言葉をご存知ですか?「再帰性反射」とは、どの方向から光を当てても、その当てた方向に反射して戻ってくるという性質のことです。従来、標識にはこの再帰性反射を活かした反射シートが使われています。これなら、周囲への過剰または不要な光の拡散(光害)は避けられますし、必要な情報をドライバーに的確に認識させる方法として有効です。
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