2021年5月、NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)東北支社は、管轄する東北自動車道(古川IC~築館IC間)の防雪柵の更新工事を発注し、株式会社アークノハラが受注しました。
本工事は、2021年1月に東北自動車道で発生した「ホワイトアウト[i]」下の、視程不良事故に対する緊急対策として発注されたものです。視程不良事故の発生を軽減するためには、道路側の防雪・吹雪対策が有効とされており、防雪・吹雪対策施設の中で防雪柵は最も多く利用されています。
防雪柵は、防雪板により柵前後の風の運動エネルギーを制御し、道路の吹きだまりや視程障害を防止・低減することを目的としたものです。
工事名 |
東北自動車道 仙台管内防雪柵更新工事 |
施工場所 |
(自)宮城県大崎市古川 (古川IC) (至)宮城県栗原市築館 (築館IC) |
工期 |
(自)令和3年7月2日 (至)令和5年2月1日 |
施工者 |
株式会社アークノハラ |
工事内容 |
雪柵工 防雪柵 約 1567m 基礎ぐい 鋼管ぐい 約 1858m |
■表:工事概要
【担当者コメント】
本工事については、無事に竣工を迎えることができましたこと、発注者様をはじめ関係者の皆様に御礼を申し上げます。
緊急対策として発注された工事であり、令和3年11月末までに事故発生箇所(全施工の約半分)を施工終了しなくてはいけない工事なので工程管理に注意しました。施工終了の1週間後に雪が降り、胸をなでおろしたことをよく覚えています。工夫点としては、移動式現場事務所を活用し、工程短縮に導きました。
|関連リンク
・アークノハラ施工実績一覧ページ(https://arc-nohara.co.jp/results.html)
|参考
[i] ホワイトアウトとは、吹雪などによって視界が奪われてしまう気象現象です。