-コラム-パブリックサインで振り返る平成 その6

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コラム形式でお送りしている「パブリックサインで振り返る平成」、第6回目の今回も前回に引き続き、東京オリンピックを見据えた動きをご紹介します。

標識に表示されているイラストのような図形・記号はいつ、どのように?|ピクトグラムの活用


<2020
年東京オリンピックに向けて>

~住居表示街区案内の例~


アークノハラ 標識のプロからの“ちょっと豆知識”|外国の方のための多言語対応

以前は、各自治体が設置するサインと交通機関での案内表示とでは異なる表現や表記が多く存在し、観光立国に向け増加が予想される外国人観光客への対応には不十分な部分がありました。平成26年(2014年)に設置された、2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会では、外国の方のために「言葉のバリアフリー」を実現するため、交通、道路、観光・サービスの各分野における「取組方針」を策定し、統一的な取組みを推進しています。弊社でも、すでに受注しているサイン関係の物件での多言語対応のための更新作業を進めています。


<少し視点を変えて|外国人観光客に、安心安全なFree Wi-Fiを>


アークノハラは、地域コミュニティーの形成にも注力しており、2015年より、エリア情報の充実と地域観光に役立つ「ハイブリッドサインシステム(Wi-Fi型/Beacon型)」も手掛けています。

東京都の台東区、中央区で設置いただいている「ハイブリッドサインシステム(Wi-Fi型)」は、サインにIoTを取り入れた製品で、歩行者用の観光案内・地図情報とWi-Fiアクセスポイントを表示しています。


■ハイブリッドサインシステム(Wi-Fi型) 中央区


「ハイブリッドサインシステム(Wi-Fi型)」自体も、Free Wi-Fiを提供しているので、例えば訪日外国人旅行者は日本国内で使用できるSIMカードを購入しなくても、安全安心な無料のFree Wi-Fiを利用してスマートフォンをインターネットに接続することができます。

<多言語対応に向けた最近の動き>

西暦

平成

街・交通に関する社会の動き

案内標識の多言語対応の進化

2013年

25年

・訪日外国人数が年間1,000万人を突破

・東京が2020年オリンピック開催地に決定。以降、オリンピック準備に向けた整備が開始

<国土交通省 観光庁>

観光地域を中心に、案内標識における英語表記の取組みを先行推進

(http://www.mlit.go.jp/kankocho/news03_000088.html)

2014年

26年

2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会が設置

・案内標識において、駅や空港、病院といった特定の施設については、国土交通省が定める同一の英語表示とすることに(略称も可)。
(https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000411.html)
(http://www.mlit.go.jp/common/001034476.pdf)

・案内標識において、ピクトグラムの表示が可能に。

2015年

27年

<国土交通省>

「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた国土交通省の取組」を発表(http://www.mlit.go.jp/common/001113047.pdf )

2016年

28年

・訪日外国人数が年間約2,400万を記録

・新国立競技場が着工

・アメリカ、フロリダ州にて、運転支援機能が搭載されたテスラ・モデルSが18輪トレーラーと衝突し、テスラの運転手が死亡する事故が発生

<国土地理院>

・15種類の新地図記号を発表

・地名等の英語表記統一を発表

・住居表示街区案内図等に新地図記号が反映開始

・英語表記の改善、ピクトグラムや反転文字の活用

2017年

29年

・高速道路のナンバリング開始

・自動運転の公道実証実験が盛んに

徐行、一時停止など一部の規制標識にも「STOP」や「SLOW」の英語が追記

 

2018年

30年

訪日外国人数が年間3,000万人を突破

 

 

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