「ワイヤロープ式防護柵用支柱カバー」を発売開始
~国が進める暫定二車線の高速道路へのワイヤロープ設置をより効果的に~
株式会社アークノハラは、「ワイヤロープ式防護柵」(道路の中央部分設置されるラバーポールのひとつ)を目立たせ、ドライバーからの視認性を向上させることで、防護柵(中間支柱)と車の接触事故を防止し道路の安全性を向上させる、色つきの支柱カバー「ワイヤロープ式防護柵用支柱カバー」を10月より発売いたします。
<開発の経緯>
中央分離帯のない暫定二車線の高速道路では、正面衝突事故が起こりやすく、死亡事故など重大な事故につながりやすいことから、政府は2018年よりラバーポールからワイヤロープへの切り替え設置を本格化させています(※1)。2019年4月1日現在で全国22路線、約180kmへの設置を完了しています。2018年度末までに、対向車線への飛び出し事故の発生件数は大幅に減少するなど高い防止効果を発揮しています(※2)。
一方で、ワイヤロープとの接触事故の発生が課題となっていることから、ドライバーの注意を喚起し、ロープへの接触を防止する対策も喫緊に必要とされています。
アークノハラは、設置済みのワイヤロープ式防護柵(中間支柱)の大半がメッキ色のためドライバーからは対向車線と同化して分かりづらいこと、その対策として多く用いられる防護柵(中間支柱)全体への反射シートの貼付は作業効率と耐候性が芳しくないことから、本製品の開発に至りました。
本製品は、蛍光色を採用した軽量の支柱カバーです。メッキ色の支柱に後付けでき、ワイヤロープ式防護柵の視認性を高めるとともに、車両衝突時におけるワイヤロープの衝撃緩和機能を損ねません。また、軽量で耐久性・耐候性に優れる材質を使用しているので、設置作業も在庫保管も簡易にできます。
<道路の安全性を向上させる、ワイヤロープ式防護柵用支柱カバーの特長>
本製品は、道路利用者が使いやすく快適で安心安全な道路行政を実現するため、ラバーポールからの切り替え、既存のワイヤロープによる事故防止効果をより高めるとともに、道路管理者が抱える道路整備に関わる課題を解決します。
【製 品 名】ワイヤロープ式防護柵用支柱カバー 【発売時期】2019年10月 【製 造 元】株式会社アークノハラ 【販 売 元】株式会社アークノハラ、株式会社ネクスコ・メンテナンス東北 |
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私たちは、本製品を普及させ、道路管理者とともに、道路上の正面衝突事故はもちろん、防護柵との接触事故の更なる削減により、道路の安全に貢献してまいります。
●リリースPDF
(※1)ワイヤロープ式防護柵は、車両衝突時に支柱だけが倒れ、ワイヤロープは高さを保持し、そのたわみで車両衝突時の衝撃をワイヤロープが受け止め、車両への衝撃を緩和するとともに、反対車線への車両の飛び出し抑止や二次被害減少に寄与する防護柵です。国土交通省発表(2018年6月15日付け)の「暫定二車線の高速道路のワイヤロープ設置方針について」では、暫定二車線の高速道路における正面衝突事故対策としてワイヤロープを土工区間に本格設置すること、ワイヤロープが設置可能な土工区間は全国で約1500㎞であることが発表されました。
(※2)2019年7月19日開催の「高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会(第4回)」では、ワイヤロープ設置以前の2016年に対向車線への飛び出し事故が71件発生していたのが、設置後は4件(2017年度1件、2018年度3件)へ減少、死亡事故は同7件がゼロになった旨が公表されました。
ハイウェイテクノフェア2019にて、当製品のお披露目を致します!
是非、お立ち寄りください。
開催日時 | 2019年10月8日(火)~10月9日(水)10:00~17:00 |
会場 | 東京国際展示場(東京ビッグサイト)青海展示棟 A・Bホール (東京都江東区青海1丁目2-33) |
公式サイト | http://htf.express-highway.or.jp/htf2019/info/ |
ブース番号 |
Aホール D-01
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【本製品に関する問合せ先】
株式会社アークノハラ
営業戦略部営業推進室(担当:将基/ショウキ)
電話:03-3357-2442