概要
対面通行道路などの車線分離用に設置されるワイヤロープ式の防護柵に取り付けられるゴム製の視線誘導標(デリネータ)です。ワイヤロープ式防護柵に車両が衝突しても、デリネータが飛散しない設計で、二次被害を軽減できます。
ワイヤロープ式防護柵は、車両衝突時に支柱だけが倒れ、ワイヤロープは高さを保持し、そのたわみで車両を元の車線に戻す仕組みです。
支柱上端に取り付ける視線誘導標は、支柱と分離することになりますが、車両衝突時に飛散しないこと、たとえ飛散しても、当事者や第三者に被害を及ぼすことがないことが求められます。
ワイヤロープ式防護柵に車両が衝突しても、二次被害を軽減する弾性視線誘導標を開発しました。
反射タイプ【KD-100】、自発光タイプ(同時点滅式)【KDL-140】、自発光タイプ(単独点滅式)【KDL-40】をご紹介します。


結束バンド施工手順
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.特長
特長1
上部ワイヤロープから分離しにくい構造
下部に2つの貫通孔を設け、ワイヤロープ最上段に耐候性結束バンド2本で確実にとめるため、飛散を防止します。
特長2
耐候性に優れたエチレン・プロピレンゴム(EPDM)
軽量、かつ、弾性に富む合成ゴム製なので、飛散した場合でも二次被害を軽減します。
支柱上部が変形した場合でも、柔軟に追随し、耐熱、耐寒に優れた材質で耐老化性、耐オゾン性、電気的性質に優れています。

【KD-100】標準図

ソーラー式自発光タイプ
特長1
視認性を確保
夜間の視認性に優れています。
特長2
ターンバックル部の目印に
事故復旧時、夜間でも連結部がすぐに分かります。
特長3
防護柵端部の目印に
ドライバーへの注意喚起に適しています。

同時点滅式【KDL-140】

単独点滅式【KDL-40】

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施工例

防護柵車両衝突実験
防護柵車両衝突実験におけるゴム製視線誘導標の様子(平成25年9月 苫小牧寒地試験道路)

ゴム製視線誘導標は、結束バンドのおかげで、飛散せず、衝突車両に引きずられながらも最上段ロープに留まることが確認されました。
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.ワイヤロープ式防護柵用 安全対策製品
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