ワイヤロープ式防護柵用ゴム製視線誘導標

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概要

暫定二車線区間などの対面通行道路で、車線分離用に設置されるワイヤロープ式の防護柵に取り付けられるゴム製の視線誘導標(デリネータ)です。ワイヤロープ式防護柵に車両が衝突しても、デリネータが飛散しない設計で、二次被害を軽減できます。

ワイヤロープ式防護柵は、車両衝突時に支柱だけが倒れ、ワイヤロープは高さを保持し、そのたわみで車両を元の車線に戻す仕組みです。
支柱上端に取り付ける視線誘導標は、支柱と分離することになりますが、車両衝突時に飛散しないこと、たとえ飛散しても、当事者や第三者に被害を及ぼすことがないことが求められます。
ワイヤロープ式防護柵に車両が衝突しても、二次被害を軽減する弾性視線誘導標を開発しました。

反射タイプ【KD-100】、自発光タイプ(同時点滅式)【KDL-40TC】、大型自発光タイプ【KDL-S20】をご紹介します。

KD-100

ゴム製デリネーター

KDL-40TC

KDL-S20

国土交通省
第6回 高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会
<資料3> ワイヤロープ設置個所の交通状況について(土工部・中小橋のモニタリング評価)
において、支柱上部(デリネータ)の有効性が認められています。

特長

特長1

上部ワイヤロープから分離しにくい構造

下部に2つの貫通孔を設け、ワイヤロープ最上段に耐候性結束バンド2本で確実にとめるため、飛散を防止します。

特長2

耐候性に優れたエチレン・プロピレンゴム(EPDM)

軽量、かつ、弾性に富む合成ゴム製なので、飛散した場合でも二次被害を軽減します。
支柱上部が変形した場合でも、柔軟に追随し、耐熱、耐寒に優れた材質で耐老化性、耐オゾン性、電気的性質に優れています。

上部ワイヤロープから分離しにくい構造

防護柵車両衝突実験

防護柵車両衝突実験におけるゴム製視線誘導標の様子(平成25年9月 苫小牧寒地試験道路)

防護柵車両衝突実験

ゴム製視線誘導標は、結束バンドのおかげで、飛散せず、衝突車両に引きずられながらも最上段ロープに留まることが確認されました。



【KD-100】標準図

標準図
品名 重量
KD-100 460g
<梱包入り数>KD-100:25個

 

ソーラー式自発光タイプ【KDL-40TC】

特長1

視認性を確保

夜間の視認性に優れています。

特長2

ターンバックル部の目印に

事故復旧時、夜間でも連結部がすぐに分かります。

特長3

防護柵端部の目印に

ドライバーへの注意喚起に適しています。

仕様




横にスクロールしてご覧いただけます。

LED 高輝度
2色LED(赤/緑)
片面2個/計4個
電源 太陽電池 5V/40mA
二次電源 3.6V/800mAh
無日照 約10日間(夜間のみ発光)
重量 220g
使用温度 -10℃~60℃(自社試験結果)
本体材質 PC樹脂+EPDMゴム

施工例


本製品取扱いのご注意

■同時点滅式について

 同時点滅式は標準電波(JJY)を利用しており、電波を受信しにくい以下の状況では点滅のズレが発生する場合があります。
 ・空港近くや交通量が多いところ
 ・高圧線、テレビ塔、電車の架線が近いところ
 ・山間部、鉄筋コンクリート製の建造物近接等の電波障害が起きやすい地域
 ・朝夕の時間帯、雷雨時、太陽活動等の自然環境からの影響

■薄暮モードについて

 視認性が低下し事故の危険性が高まる薄暮時から高輝度発光を開始し、注意喚起を行います。
 ※薄暮時に高輝度で発光し、暗くなると通常発光に切り替わります。

■太陽電池製品について

・使用上のご注意
  ニッケル水素蓄電池を使用し、通常の充電環境※1で電池寿命は約二年となります。
  品質維持のためには二年ごとの製品交換を推奨致します。(蓄電池のみの交換はできません。)
  無日照動作期間は満充電での期間となりますので、充電状況によっては短い期間で不点滅の場合があります。
※1)設置場所で避けたほうが良い状況について
  日照の悪い箇所(午前11:00~午後3:00の間に日陰が生じる箇所)
  街路灯の直下などで夜間でも明るい場所

大型自発光タイプ

特長1

φ200mmの発光面

Φ200mmの大型発光面がワイヤロープ式防護柵の存在をドライバーに促します。

特長2

24時間発光可能

24時間発光することができ、24H/12H発光モードの選択が可能です。

特長3

自動省電力モード

 

仕様

横にスクロールしてご覧いただけます。

製品サイズ Φ213mm×H258mm(本体のみ、金具含まず)
重量 1.25kg(本体のみ、金具含まず)
LED数 青緑 8個(外周)
13個(内周)
発光方式 点滅・回転(MIX)
電源 太陽電池 5.5V/220mA
二次電源 3.2V/3000mAh
無日照 約10日間
機能 24Hモード/12Hモード
夜間自動点滅機能(12Hモード時)
薄暮モード
自動省電力モード
満充電発光モード(24Hモード時)
電池残量判別機能

ワイヤロープ式防護柵用【KDL-S20】

センターブロック用【KDL-S20-BP】

施工手順

 

お電話によるお問い合わせはこちらまでお願いいたします。

03-3357-2442

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ワイヤロープ式防護柵用 安全対策製品

併用することで更に安全性を高めます!

サンプル

ヴィカバー(Vicover)
    支柱用カバー

ワイヤロープ式防護柵を目立たせ、ドライバーからの視認性を向上させることで、防護柵と車の接触事故を防止し道路の安全性を向上させる、色つきの支柱カバーです。

KDL-140,KDL-40

スマートシャインシート(Smart Shine Sheet)
ワイヤロープ部用反射シート

ワイヤロープ式防護柵の高い安全性を保持したまま、ワイヤロープ部を可視化させ、運転者へ道路の線形を誘導することで、事故発生の危険性を低減するものです。

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