概要
パネロック(アルミ製二重嵌合パネル標識)とは?
「パネロック(アルミ製二重嵌合パネル標識)」は、パネル同士を嵌合(かんごう)させて1枚の板を形成し、パネルとボルトを通す溝の一体化を実現した道路標識です。背面は、従来の補強材(リブ)の取り付けが不要なため、フラットな面で美しく、積雪地においては積雪対策としても有効です。
仕様・特長
特長1
背面にボルトを通す補強材が不要で、
積雪落下を大幅に減少させる効果があります
本製品は、直接パネルの溝にボルトを通すため、通常の道路標識(補強材型)に必要な背面の補強材が不要です。
降雪地においては、補強材への積雪防止として、非常に有効です。
※通常の標識板は、標識背面の補強材が突き出ているため、そこに雪が積もります。その雪が塊となって落下し、通行する車両に衝突したり交通障害を与えることが懸念されています。
通常の標識板で、補強材に積雪する様子
特長2
背面がフラットで景観性に優れる
背面補強材がないため、背面はフラットで美しく、景観性に優れます。
シルバー(アルミ地色)とブラックブロンズ(濃いめのブラウン系統色)の二色を陽極酸化皮膜による着色として標準ラインナップしております。
特長3
押し出し形材、強固な嵌合で、安心・安全
二重構造の板を繋ぎ合わせていくときに、上下の2点が嵌合します。一度嵌合された部分は強固に接合され、抜け、横ずれはありません。
押し出し形材でアルミ板が表面と裏面の二重になっており、それぞれの厚みが1.5mmと薄いが必要なたわみ強度を維持しています。
特長4
高耐食性表面仕上げ
「陽極酸化皮膜処理」を施し、きわめて耐腐食性に優れています。特に、塩害や排気ガスなどの化学ばい塵の悪影響に対して効果があります。さらに汚れがつきにくく、いつまでも背面の美観を保つことができます。
※「陽極酸化被膜処理」とは、アルミニウムを電解処理して、人工的に酸化皮膜を生成させる表面処理のことをいいます。(アルマイト)
特長5
厚みが薄く、すっきりとスリム
標準の道路標識の厚みは57mm(基板+補強材)、本製品は18mmとスリムです。
他にも・・・
● 反射シートについては、封入プリズム型、カプセルプリズム型、広角プリズム型のいずれにおいても製作が可能です。
パネルの構造
実績写真
北海道 正面
北海道 裏面
山形県
栃木県
環境省中国四国地方環境事務所
東日本高速道路株式会社(関東支社)
環境省中国四国地方環境事務所
長野県
環境省九州地方環境事務所